「おはよー!」

家の前に集まった3人。

通坂くんは、バッチリ制服を着こなしていた。

でもやっぱり、こうして見ると、遙のかっこよさを痛感させられる。

だって遙、あの通坂くんと並んでても見劣りしないんだよ?

心の中で感動しながら登校すると、さっそく女の子達が気づいた。

「あの男の子通坂隼真に似てない?」

ってこそこそ話してる。

似てるっていうか、本物ですよ。と心の中で教えてあげる。

幸いにも、話しかけてくる強者(つわもの)はいなかった。