それからは、さらに南に強く当たった。




誰も南に目を奪われないように、距離を取りながら。


「短いスカートなんて、醜いだけでしょ?やめろよ」

「その髪型似合ってねぇよ。下ろせよ」

「胸だけでかくなっちゃってさぁ…
太ってんじゃねぇ?隠せよ」

「話し方キモい。もうお前と話したくないんだけど」


どんどん口調も、言い方もキツくなって…


南も最初は戸惑いながらもしたがっていたけど、最後は泣きそうになりながら、「もう変じゃない?」「この話し方なら、またお喋りしてくれる?」って、不安そうに俺を見上げていた。