____テスト最終日

「らーん!どう?!出来た?!」


「うん!出来たと思う!笑」

一応隆弘に教えてもらったところは完璧だと思うんだけど心配だな・・・・

「私たぶん赤点1つはあると思う〜」

落ち込む百合

「お前ちゃんと勉強したのか?」

「したよ!一応・・・隆弘教えてくれたっていいのにさぁ?」

「悠介がいるだろ」

「ダメなの!悠介と一緒だったら勉強どころじゃなくなっちゃうから」

もじもじする


あぁーそういうことね笑

「まぁとにかく!テストも終わったことだし!クレープでも食べに行かない?!」

切り替え早いな百合さん・・・

でもちょうど甘い物食べたかったんだよね〜

「いいね!行こ行こ!!」


「悠介も誘ってくる〜!」

クラスの男子と話している悠介のところに向かう百合

「たかも行くでしょ?」

「俺?・・・お前行くんだろ?」

「うん!」

「じゃあ行く」


悠介もOKだって〜!と走ってくる百合


「よし!じゃあ行きますか!!」



学校から歩いて15分ぐらいで街に着いた


「どれにする?!」

目がキラキラと輝いている百合ちゃん

「迷うなぁ〜」

どれもこれも美味しそうなのばかりで困っちゃう

「私チョコバナナにしようかな!蘭は?」

「うーん」

イチゴティラミスも美味しそうだし・・・
バナナカスタードも美味しそうだし・・・

「じゃあ・・・イチゴティラミスで!!」


「わかった!悠介は?」

「俺は抹茶チョコにしようかな!」

「あ!それ私も食べたーい!後で頂戴ね?」

「おう!」


「隆弘は何にする?」

「俺は・・バナナカスタードで」

「りょーかい!すみませーん!」

こういう時百合はいつもテキパキ動いてくれてほんと助かる


____「んまぁ〜」

これめっちゃ美味しい!!!

たかのバナナカスタードも美味しそう・・・

じっと見つめる


「ほら!食えよ」

「え!いいの?!」

「どーせイチゴティラミスとバナナカスタードで迷ってたんだろ?」

「なんでわかったの?!」

「見てればわかるよ」

「ふふっありがとね!じゃあ一口・・・・」

パクッ

やばい・・・これも美味しすぎる!!!

「ふっ付いてるぞ?カスタード」

「え?」


ペロッ


「・・・・・・」

「美味いな」

な、舐めたぁぁ?!?!

「いきなりやめてよ〜!」

顔が赤くなるのを止められない

「いいじゃん
お?照れてるのか?可愛いな」

「て、照れてないし!!」

何言ってんの?!も〜

「ふっ」

「笑わないでよ〜」



「おーい!お2人さーん!」

ん?

隣を見ると百合と悠介が呆れた顔をしていた

「うちらこれから2人で映画見に行くから別行動しない?」

「あっわかった!!」

「んじゃっあなた達もラブラブデートでもしなさいな」

じゃあね〜と言い残し行ってしまった


デート?!?!

このあいだ一緒に勉強した日から隆弘と一緒にいるとなぜか少し緊張してしまう・・・・

「俺らはどーする?どこか行きたいとこあるか?」


「え?あっえーっとじゃあ雑貨とか見に行きたいかな?」

「おっけ!じゃあ行きますか!」


お店を出て近くのショッピングモールに向かう


うぅ・・なんだろ・・・この変なドキドキ・・・静まって・・・



「・・・・・・・おい!!!」

「・・・え?!」

「ボーッとしてると危ねぇぞ?」

「あ!ごめん!!」

もう〜考えごとするとすぐ周りが見えなくなっちゃう癖なくしたい・・・


「お前昔っからすぐ迷子になるんだからちゃんと前見とけよ?」

「はーい」

「もう迷子のお知らせかかっても迎えに行かねぇーからな?」

ククッと笑われる

「大丈夫だもん!もう迷子になんてならないよー!」

「はいはい笑」

くそーーー


「あ!ねぇ!ここ見たい!」


最近オープンしたばっかりの雑貨屋さんがあった


うわぁすごく可愛いのばっかり・・・・