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「ここは今度の中間試験に出すからなー!」
うわぁ・・・そうだったすっかり忘れてたよもうすぐテストだ・・・
勉強が苦手な私からしたら地獄と一緒だ
でもでも!テストが終われば体育祭があるから頑張れる!!!
学校行事って楽しいし授業無くなるし大好きなんだよね〜
体動かすのも好きだし!
・・・にしてもだ
これを乗り越えなければ楽しみはやってこない
「お前ちゃんと勉強しろよ?バカなんだから」
「バカじゃないもん!!!!」
「じゃあ全教科90点は取れるよな?バカじゃないもんな?」
ニヤニヤしながら言ってくる
全教科?!?!
「無理無理無理無理!!!!」
「あれ?バカじゃないんだよな??」
くそーーーーー
「わかったわよ!取ればいいんでしょ!取れば!!」
「取れなかったら罰ゲームな?」
何しよっかな〜とルンルンしだす隆弘
「ちょっ!ちょっとまって!罰ゲーム?!」
そんなの聞いてなーい!!!
恐怖だ・・・・死ぬ気で勉強しなきゃ・・・
「まぁでもしょうがねぇーから俺が教えてやるよ」
「え!教えてくれるの?!」
「それでも取れなかったら覚悟しとけよ?」
良かったぁ〜90点も夢じゃないかも!!
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「ここはこうだろ?!さっき教えたよな?!」
うわぁーん前言撤回!絶対取れないよぉ〜
部活はテスト期間でお休みのため私の家で勉強中・・・・・なんだけど
現在苦手な数学でつまずいております・・・
「お前意外とやばいな・・・これは先が長くなりそうだ・・・」
はぁ・・とため息をつく
「あはははは・・・・・」
「こうなったらビシバシいくから覚悟しとけよ?」
「うぅ・・・はーい」
____1時間後
「こうなって・・答えは46だ!」
「正解!これなら数学大丈夫そうだな!」
「うん!ほんとにありがとう!」
あぁー疲れたーと言ってベットにダイブする隆弘
「だーかーらー!乙女のベットに勝手に寝るなー!」
「いいじゃん別にーなんなら蘭も一緒に寝るか?ん?」
布団をめくって待ち構える
「バカ!寝るわけないじゃん!もう〜」
飲み物取りに行ってくる!と告げ階段を降りるとキッチンで夕飯の支度をしているお母さんがいた
「あら!勉強ははかどってる?」
「うん!」
「赤点なんて取ったら怒るからね・・・?」
野菜を切っていた手を止め包丁を持ち上げる
ちょちょ!お母さん包丁は危ないよ?!
急いでコップにイチゴミルクを入れて部屋に戻ると隆弘はベットの中で寝てしまっていた
あれ!寝ちゃってる・・・
テーブルにコップを置いてベットに近づく
ふふ・・気持ちよさそう・・・
ほんと昔から寝顔だけは可愛いんだから
ドクンドクン____
手が自然と頬に近づいていく
・・・・・はっ!!!
何考えてんの私!
ありえない・・でも・・
触れたいって・・思ってしまった・・・
「たか!起きて!」
「うーん・・・あれ?俺寝ちゃってた?」
「うん!ほんと寝るのだけは早いよね笑」
少しだけ色づいた頬を気づかれないように顔を逸らす
「そうか?」
「そうだよ!
あ!夕飯食べてく?今日は隆弘が好きなハンバーグなんだけど」
「まじで?!いいの?!やったー!」
ご機嫌の隆弘くんと階段を降りる
「あら!ごめんね〜蘭に教えるの大変だったでしょう〜ハンバーグ好きでしょ?沢山食べてってね!」
「ありがとうございます!おばさんのご飯めちゃめちゃ美味いんだよな〜」
ほんと口が上手いんだから・・・
____「ごちそうさまでした!」
「ご飯までご馳走になってしまってすみません!美味しかったです!!」
「嬉しいわ〜!お母さんによろしく伝えといてね?」
「はい!伝えときます!!」
「玄関まで送るよ!」
「おう!」
ガチャッ
「じゃあな!ちゃんと復習しろよ?」
「わかってるよ!今日はありがとね!」
そのあとは復習をしっかりしてからベットに入りあの時の自分の行動に戸惑いながらその日は眠った____