綺麗…?
可愛い…?
姫…?
「ふふ…もう、子供を喜ばせる嘘じゃないんだから」
私はそんな嘘に笑っていたら、3人からハグをされた。
ど、どうしたのかな…?
なんだか苦しい…。
「葵…。あんた可愛すぎるよ!!」
「天使が舞い降りて来たみたい…」
「葵。あんたピュアすぎ」
意味の分からない事を言う3人に首を傾げていると、肩をガシッと掴まれた。
「あんたは、うちらが一生守るからね!!」
「え…?えっと…ありがと?」
3人とも、どうしたのだろう…?
分からなくて頭が混乱していると、チャイムが鳴った。
「んじゃ、葵と文美。あとで」
加奈ちゃんと雪ちゃんは自分の席に戻った。
「あ、そうだ葵。朝急いでいる時さ〜葵の家の近く通ったんだけど、なんか
葵のおばあちゃんとスーツ着てる男の人が話してるの見たよ?」
文美ちゃんが自分の席に戻る途中でクルッと振り向いて私にそう言った。