まだ残っていたセナの元へ行く彼女を、周りは不思議そうに眺める
本人が1番驚いてる様子が伺える
今彼の目にはどんな風に映っているのだろうか
少なくとも今までの彼女とは全くの別人のように感じているに違いない
彼が知ってる彼女は
儚く、美しく、俺たちに護られている何も知らない姫
今は全く別の彼女
凛々しく、それでいて華々しく、頂点に立つ存在感
「少しいいかしら
大事な話があるの。私たちと一緒にきてもらえる?」
「えっ、…いや、あの…… はい。わかりました…」
セナの了承を聞くと彼女の目線がこちらに送られてくる