「申し上げた通りです。実際に先日のパーティーの際、ガルディラントと思われる敵と戦いました。

数年前にかけた封印も確実に弱まっています。また戦いが始まるのも時間の問題かと」



彼女の話を聞いても全員が眉間に皺を寄せる



やはりそう簡単には受け入れてくれないか

かといって、あの大戦の英雄でもある彼女の言葉を蔑ろにも出来ない



「なら、今のうちにもう一度封印し直してしまえばいいだろう

君がまたやってくれるならすぐ済むではないか」



1人の大臣の声に、周りから賛同の声がいくつか上がる



何もわかってない
無関心にも程がある

よりによって彼女に言うとは