それだけ告げて、彼は去っていった。

「さっきの人カッコよかったね…」

莉奈がそう言う。

「パパが言ってた感じの人たちとは違うね…さ!行こー」

「あ、待って!」


私たちは、1-Aと書かれた教室目指して走った。