「あ…うん」

彼は、黒髪の爽やかな男の子。

私たちが入学した、この高校はパパの母校で…

いわゆる、不良校と呼ばれるところ。

だから、こんな黒髪青年は珍しい。

「はい。今度は、落としちゃダメだよ…」