「先輩、忘れたなんて言わないですよね?」

「え…あ」

「あの日のこと、今もハッキリ覚えてます。昨日の事のように」

先輩の目が泳いでる。

「先輩が、謝ろうとこの世から消えようと私は許しません。でも、先輩がまた同じようなことで他の人を傷付けないためにも、私は貴方との出来事を過去の思い出にします。」