「はっ、はぁ...ひっく...!」



ドクッ...



なに?


私は...何を見たの?



大我君が...女の子とキス、していた?




「っふ...う、そだよ」



ドクッ...


辛い。...これは...発作?


ううん。違う。




大我君...。


私、昨日の事を こんなにも鮮明に覚えてるよ?



名前で呼んでって...切ない声で言われて。


キスするって言われて...キスして。



こんなにも、頭にも唇にも...


大我君が残っているのに。





ドクドク...



「っああ...ひっく。...ふっ、」



私の恋が...。



心臓が...死んじゃうよ。