ビールで乾杯して、焼き鳥を食べた、意外な事にすこぶるおいしかった

「オドロキだね、意外とうまいよ」

「ほんとおいしい」

一気飲みしてビールが空になった

「おう、親父中ナマいっちょう」

雪が真似して叫んだ、シーンと周りが静まった

雪はおもしろがっておう親父を繰り返した

焼き鳥で原がふくれたので雪が行きたいと言ったカクテルバーにいった

こんな店こそ雪に似合う

カラオケでも行こうかとフラフラ裏道を歩いているとおきまりのホテルが左右の道に建ち並んでいた

まずいと思い引き返そうとしたが雪が腕に力を込めた

「私すべて一義さんの物になりたい、心はもう一義さんの物でも体がまだ」

もうダメだ、私は雪の腕を引っ張りホテルに入った

「シャワー浴びてくるね」

「お願いこのままで、私は浴びてきた方がいいでしょ?」

「いや雪もこのままで」