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雪ちゃんできたよ、もう使えるよ、じゃ帰るね

「一義さんお昼食べてって下さい」

「いや今日は帰るよ」

雪は悲しそうな顔で

「なにか用事があるんですか?」

用事なんかないよ、でも帰らないと自分をおさえられなくなる

「いや用事は無いけど」

「じゃ食べていって下さい、昨日から作ったんです」

「わかった、ごちそうになろうかな」

「よかった、うれしい」

正面から抱きついてきた、思わず背中に手を回してしまった

「すぐ用意できるのでテーブルで待っていて下さいね」

なんであんな女神みたいな娘が俺みたいなさえないおじんをこんなに・・・

まさか美人局、そんなわけ無いな俺金なんか全然ないし

テーブルに座って待っていると雪はなんて言う道具か知らないけどなんか

台車みたいなやつに料理をのせて運んできた