「てめーの息子のせいでこのやろう」

笹島は伊藤にのしかかり顔面を激しく殴った。しかし格闘技経験者の伊藤に軽くひねられ押さえ込まれた


「今回は悪いと思てる、しかしい今は仲間割れしている時じゃ無い」


「分かったから離せこのやろう」

笹島は伊藤をにらみつけ、絶対に許さないぞと小さく罵った

「問題は落としどころだな、坂本にしても250億取れるとは思って無いだろう」

佐伯が口を開いた


「そうだな三人ですぐに用意出来る現金はせいぜい10億って所だ」


「極東会の上部組織に仲裁を頼むってのはどうだ」

笹島がふてくされて言った


「少しは考えて物言え、二つの非合法組織に弱み握られてどうするつもりだ馬鹿が」

伊藤が大声を出した

「なんだと、元々テメーの馬鹿息子のせいだろうが」

「止めろ二人とも、今日は結論が出ないまた後で集まろう」

佐伯にしてもいい案は浮かんでこなかった