巨大なサメだった


「うわぁ五郎サメだはやくあがれ」

引っ張りあげようとしたが、さっきの魚やイルカのアブラで滑って


あがらない

サメは両手、両足、に食らいついた


五郎は口から大量の血を吐きながら目を白黒させた


仲間は五郎の髪の毛をつかみ船にあげようとしたが噛みついたサメは


肉を引きちぎろうとして回転をはじめた

髪をつかんでいる腕が急にかるくなり男は尻もちをついた


右手には五郎の頭を持っていた


サメは五郎の体を5つに引き裂き腕と胴足をくわえ海の中に消えた


船に乗っている連中は、ドラックのせいか、恐怖のせいか

全員がケラケラ笑っていた