チョコレートよりも甘い言葉ってあるんだ。

嬉しくって、ふわふわした気持ちになった。


その後の話だけれど、

「ねえ、俺にくれたチョコってどこのやつ?ビターでさ、すごく旨かった。俺実は小林くれたみたいな甘いの苦手なんだけど、愛のくれたやつは違った。」

俺のこと、よく分かってんね。

と嬉しい事を言ってくれた。

知ってるよ。

あなたがいつもブラックコーヒー飲んでいたこと。

休憩室に置いてる甘いお菓子を食べる所を見たことがなかった。

だから考えて、悩んで選んだんだ。

「板チョコとトリュフなら、俺は板チョコを選ぶね。」

まぁ、愛からなら、甘くったってなんだって美味しく食べるだろうけどな。

だって。






終わり。