幹也さんもあんな言い方したら勘違いされるに決まってるのに。



「俺と結衣にどんな関係あろうと放っとけよな〜」



「幹也さん…!」



私の声を無視したまま、幹也さんは食堂の椅子に腰掛ける。



蒼さんはまったく何も反応を示さず、朝ごはんを食べ終えようとしていた。



昨日のこと、ほんとになかったことにしてるのかな



それはそれで私が望んだことなのに



この虚しさは何だろう。



この寂しさは何だろう。