「で、でも…」



「分かってる分かってる。嫌だったら俺もプロデューサーに頼むから」



ごめんな、と呟く幹也さんにいつもの軽々しさはない。



幹也さんも大変なんだろうな…



「相談することもなかったよな…一般人巻き込もうとしてるとか俺どうかしてたわ」



そう言って立ち上がる幹也さんは、どうやら強制的に話しを終わらせようとしているらしい。



「悪かったな遅くに。今の話し忘れ「わ、わたし…!」



そんな幹也さんを放っておけず声を上げた。



「が、頑張りますから…」



「…え」