幹也さんは何を言いたいんだろう。



「うーん…大手企業を買収できるとかできないとかですか?」



「いやそのあと」



「そのあと…」



記憶力に乏しい頭をフル回転させ、なんとか内容を思い出そうと試みる。



「あ、執事がどうとか…」



「それ」



唯一思い出せたのはその話しのみ。



どうやら正解らしい。