それから時間は過ぎていき、時刻はあっという間に22時を超えていた。



お風呂も入り終え、部屋でなんとなくテレビを見ていると



__コンコン



控えめなノック音。



「はーい?」



キィ、と扉の開く音と共に顔を覗かせたのは幹也さんだった。



「み、幹也さん…!」



だらしない座り方を正し、シャキッと姿勢を正す。



「そんな改まらなくていいだろ〜」



そんな私の姿を見て、幹也さんは吹き出した。