映る幹也さんも話しの趣旨が掴めずキョトンとした顔をしている。



《ぶっちゃけ恋愛感情などはあるんでしょうか?》



つい持っていたペットボトルを握りつぶした。



ベコベコ!と大きな音を立ててペットボトルがへこむ。



中からお茶が湧き出した。



「ちょ、結衣さんお茶お茶」



「あっ、あーあーあーあー」



《何すかいきなり〜》



お茶を拭きながら聞こえた幹也さんの声は、戸惑っているようにも聞こえた。