「あれ?今日は学校ないの?」



時刻は既に9時を回っている。



いつもならとっくに学校に行ってる時間だった。



気づくのも遅いけど。



「言わなかった?今日から夏休みだよ」



その様子は冷たくなったわけじゃないことくらい分かる。



心を少しずつ開いてくれてる証拠。



おめでたい奴だと言われようと、そう思っていいよね



「あ、夏休みなんだ!」



「うん」



軽く頷き食堂の方へ向かう悠くん。