「愛し子様!念話でアサヒの年齢を聞いてみてくれませんか?」

「いいよ」


赤と紫の瞳が黄金に変わり、彼の声が頭に響く。



〈アサヒ〉

うん?

〈何歳?〉

18歳!

「18歳だって」

「これでか!?」


なんかすごい驚かれてる!

ムッシェさんの目がまん丸になっている。


何何なんなの!?



「そ、その見た目で18・・・」


あれっ!?なんかムッシェさん今までで一番口元が引きつってない!?

・・・何歳だと思ってたんだろ。



「何歳だと思ってたの?」


語彙力及び発音力が底辺を這う私の代わりにラギアが聞いてくれたっぽい!感謝!!!


「12、3歳、くらいかなと・・・」

〈12、3歳だって〉


まさかのマイナス5,6歳・・・!!!
中一!?中一だと思われてたの!?

いやまぁ西洋人と比べると日本人は若く?幼く?見えるとは聞いたことあるけどさ。

だけどそれはさすがになくない!?

中一のときよりちょっとだけど身長伸びてるし、胸だって・・・・・・・変わってないけど!!!



胸か!?敗因は胸の大きさなのか!?

無情すぎる・・・!





「ムッシェ、その判断って胸でしたの?」

「違う違う!雰囲気と幼子みたいな目を見て判断しましたから!」

〈胸じゃなくて雰囲気と幼子みたいな目を見て判断したって〉

「・・・ありがとう」



思考読まれてるの忘れてたあああああ!!!