「そして、その子たちは、
俺に5組の場所を聞いてきた。
俺はそのとき、
『この子たちも俺のクラスなんだ』って思ったんだ。
5組に案内して、担任だと名乗った。
そのとき目に行くのは小さい子の方だった。
そのときは何も感じてなかったのかもしれない。
でも、毎日担任として見守っていく内に、
ずっと一緒にいたいと思った。
俺が守ってやりたいと思った。
キャンプのときも、
バスの中でも、追いかけっこでも、ドキドキしてた。
2人きりになりたくて、
この部屋の掃除も頼んだし、
車で送った。
そのときは俺の心拍数はすごかったよ。」