「橘。



今から俺がいうことは、




教師とかじゃなくて、



1人の男としての独り言な。」




「……うん。」




「俺は、入学式前、



クラスを持てるっていう喜びで溢れてた。



どんなクラスにしようか、とか
どんなヤツらがいるか、とか。




そして、入学式当日、
俺はウキウキしてたんだ。



俺の初めて持つクラスの皆に会えるから。



そしたら、女の子が2人いた。




1人は背が高くて、スポーツ系って感じの子で、



もう1人の子は、小さくて、明るそうな子だった。」




(私と茜ちゃんのこと……??)