「茜ちゃん……。
ありがとう。
でも、私、好きになるつもりもないし、付き合うつもりもないから。
安心して?」
「そう?ならいいけど。
でも、最近華織はどんどん可愛くなっていくよね〜。
恋でもしてるのか〜???」
茜ちゃんはニヤニヤしながら聞いてきた。
「そ、そんなわけないじゃん!」
「あ!華織嘘ついてる〜。
華織が嘘つくときは唇触る癖あるよね〜笑
小さいときか変わらないんだね〜!
で、誰に恋してるの???」
「先生……。」
私は正直に言った。
「え!?先生って桃瀬!?」
「茜ちゃん!声が大きい!!!」
「ごめんごめん。え、いつから!?」
「海で助けてもらったときから?」
「ええええええ!!!!
まじかよ!!!!!
なんでもっと早く言ってくれなかったの〜!?」
「気づくのが遅くてさ…笑」
「華織。
私はどんな形でも応援してるよ。
その相手が例え、桃瀬でも私は全力で応援するよ。
なにかあったら相談してね?」
「うん。ありがとう〜!」
私たちは歩きながら話し、
集まりのある教室に向かった。