「空…ね…」

「そう。空。」

わたしと空は立ち止まって空を見上げた。


雲一つない真っ青な空に真っ白な一本の飛行機雲が伸びてるだけ。


綺麗。この言葉以外なんて合わしたらいいのかわからないくらいに。


綺麗。



「カラオケ…おくれちゃうね?」

「空が企画したのに遅れたら怒られちゃうよ」

「そうだね。ははっ」

「そうだよ。ふふっ」


私たちは綺麗な真っ青な空の下で笑った。