空の少し後ろを私はあるいた。

すると空のスクールバックからなにか薬が落ちそうになってたのを見た。

「空?風邪ひいてるの?」

「ひいてないよ?なんで?」

「だってそれ」

私ははみでている薬の袋を指さした。

「え…!」

空は焦ったように薬をカバンの中に隠した。

「空…?」

「空ってさいいよね。」

「は?」

空は無理矢理話を変えてきた。

なにか隠してる。

前みたいな。太陽さんに話しかけられた時みたいに。

「空ってね、すごいんだよ。」

「ねえ、私は…」

「俺は空になりたい。」

なにいってるんだ。こいつは。

「さっきから言ってる意味がわからないよ?」