ガラララ



電気が消してあり、一つカーテンがしてあるベッドがあった。

あそことか?

てか先生いないし


『七瀬くんですかー?』

少しずつ開けていくと、

ぐっすり眠っている七瀬くんがいた。

昨日は気にしなかったけど結構明るめの茶色い髪なんだなあ

優しい色をしている。

『ぎゅっと抱きしめてもいいかな?』

不安な気持ちでいた私は安心したくてたまらなかった。

ねえ、ちょっとだけでもいいからいいかな?

いやだったらごめんね。


わたしはそっとだきしめた。


ふんわりと香る香水はさらに心を落ち着かせてくれた。

なぜかもっとこのままでいたくなっちゃって、

もう少し、もう少しだけ。



「んっ・・・?」

ああ、ごめん起こしちゃった。

『こんなつもりじゃなくて、』

私、なに言ってんだろ。

「なに、甘えてたの?いいよ、ピヨちゃん」

まって七瀬くんもなに言ってるの?

『えっとえっと、これ』

戸惑いながらもちゃんと渡せた。

よかった、よかった。

「わざわざ?ありがと」

そういっては私の頭をなでてくる。

うれしい、喜んでくれた。


「あれ、彰人からLIME来てる」