僕の瞬き
誰かの最期

何も考えていないこの時間に
何かを考えて悩んでいるその時間に
それぞれの物語があって

それだけでもう僕の瞬きは終ってしまうのに
誰かの最期が訪れているのに
何も知らない僕は
全て忘れてしまう僕は

永いとか短いとか考えている僕の一生が
もっと大きな何かの瞬きだったりする