「「柊嘉世?」」
顔を見合わせた。
まさかあの女嫌いな会長が女の子を選ぶなんて思わなかった。
選んだ当人も?が頭に浮かんでる様子。
「…まぁいいか。うん、」
「えっ!?」
てっきり選び直すと思ったのに会長は決めてしまった。
困惑顔の僕に優しい声が響く。
「選んじゃったんだからしかたないよ。もしかしたら、この子と何か縁があるのかもしれないし。とりあえずこの子にしとこう。ねぇ、ナトリ?」
会長は知らないんだ僕があなたの笑顔に弱いことを。
明日[柊嘉世]を呼びに行こう。
それが僕の仕事だから、
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