「ちづ!ご飯食べにいこっ!!」
「うん!」
入学式の後亜古ちゃんとご飯を食べに行くことになった。
亜古ちゃんはあたしのお兄ちゃんとバイト先が一緒で仲良くなった。
すっごくキレイな女の子。
だから、一部の子達は亜古ちゃんを僻んで陰で悪口を言ってたりもする。
でも亜古ちゃんはまったく気にしてない。「いいたい奴には言わせとけばいい。」らしい。
そう考えられる亜古ちゃんが羨ましい。
「ちづ何食べる?」
メニューを見るとどれもおいしそうですごく悩む。
「あたしエビグラタンにしよ〜!」
…エビグラタンかぁ。おいしそう。
結局、あたしはミートドリアを頼んだ。
グラタンおいしそうだったなぁ。
今度来たときはグラタンを頼もうと心に誓った。
「そう言えば、亜古ちゃんは津田君と同じ中学校だったんだよね?」
「ん?そうだけど、どうかした?」
「いやー、津田君って声がキレイだよね。」
「……そう?あんまり意識して聞いてないからわかんないや。」
そうだよね。
普通は声とかあんまり気にしないよね。
なんとなく、津田君が気になりだした今日この頃。