毎日が過ぎる。
ココに来てもう一年がたった。
友達といえる奴はいない。
でも、仲間はできたから別にいい。
ふと、窓側に目をやる。
バチンッ!
響く音、
「いーっ!!」
悲鳴。
「HRだからぼけっとしていいと思ってんのかー?」
やる気を感じない担任の声。
「こんなに空がキレイなのにどうしてみちゃだめなんですか!暴力はんたーい!!」
そう叫んで飛び出していった、竹本さん。
「はぁ、」
担任はため息をついて俺を見る。
視線が集まったと同時に吐き気が増す。
「……お迎え頼むよ委員長。」
「失礼します。」
足早に教室を後にする。