「遥はいつも通りでいいのよ。
じゃないと面白くないじゃない。」
凛は私を見ながら言った。
それも、楽しそうな笑みを浮かべながら。
「………もう宿題始めよう!」
いくら考えてもわからないと思った私は、考えることを諦め、早速本日のメインの宿題に取り掛かろうとした。
「えー、もう始めるの?」
「ほら凛も早く準備する!」
私が用意していた宿題を机の上に置くと、凛は渋々、大輝くんと木下くんは何も言わずに準備を始めた。
気づけばみんな真剣モードになり、宿題を始める。
……………始めたのはいいんだけど………
私は隣に座る大輝くんに意識がいってしまい、中々集中できない。