『日向 葵』こんな名前を付けられれば注目の的になるのは当たり前だ。馬鹿にされることもあるだろう。しかし私は馬鹿にされることなんて一度もなかった。なぜかって?

私は美人なのだ。

だけど、私が持っているのはこの美貌だけだ。ほかには何にもない。そう、空っぽ。