千愛希と初めてであったこと─

そんなの、あいつは覚えてないかもしれないけど、

あれは、
俺が転んで傷をつくった時
確か、2歳の時かな。

千愛希が傍によって
「だいじょうぶ?」って声かけてくれた。

「だいじょうぶ、ありがとう」
って言ったら、
千愛希は、
「わぁっ、いたそう!
いたいのいたいのーとんでけ!」




って言ってくれたんだ。
まぁ本人は絶対覚えてないだろうけど。