「頑固だなー?」

「頑固が取り柄だよ!」

「そうカッカせずに私に譲りなよ」

「うるさい! 誰がアンタなんかに!」

「…」

 カッカする私の顔を見て如月さんは大きくため息付いた。
 何も言わず3人と共に立ち去って行く。

 私の勝ちかな?

 渋谷を諦めたのかもしれないようだし。

 だからと言って安心出来ないような気がする。

 どうもこれで終わりそうもないような。