「違うなんて言わないでね。私の知り合いに川辺すみれってコがいるけど、そのコから色々と聞いているからね」

「…」

　驚いたなー。
　如月さんが川辺すみれちゃんの知り合いだったなんて。

「何も言わないところから見ると、すみれの言った通りね？」

　私は頭の中を整理して言った。

「まぁ…確かに、如月さんの説明通りね。私は彼氏を見つける事なく渋谷と付き合うようになったから人にとやかく言えるような立場じゃないかもね」

「今からでも遅くないから新しい出会いを求めたら？」