「出会いは中学の入学式の時からで、告白されたのは3年生の夏だよ」

「それからはずっとラブラブぅ〜?」

「まあ、そうだねー」

「キスとかはぁ〜?」

「え? キス?」

 ニヤけ顔で再び私に身を寄せて来たマキちゃん。

「カップルなら当然だよね〜? キスはぁ〜」

「ハハ! まだだよー」

 私の方は顔をカーッと赤くしている。

「デートはぁ〜?」

「そうだねー、休みの時はね」

 マキちゃん、思わずフーッとため息。