彼女はもう一度、自分の中で問う。


新たな研究材料としてだったのか。

ーこの身は果てしなく穢れていた。

それとも新たな悪を断つ為だったのか…。

ーいつ人の血を求め壊れてゆくのか誰にも見えない。

はたまた単純に、この身を救うつもりだったのか。

ーそんなことが有り得るのか…。



けれど、今となっては全てどうでもいいことだった。