ふでさんの厚意に甘えて上がらせてもらうと昨日会った近藤、総司、平助の他に四人が縁側に並んで座ってスイカを食べていた。


「よう、お前ら!」


土方の快活な声に七人が私達を振り返ると彼等は私を見て目を点にした。



さっきのふでさんの反応と言い土方が女を連れて来るのはよほど珍しいようだ。


しかし近藤、総司、平助は私を思い出したのか突如顔をパッと輝かせた。


「柚子!!一年振りだな!!」

「元気だった?」

「頰の痣は大丈夫か?」


上から平助、総司、近藤である。


「お久しぶり?です。頰はきっと放っておけばすぐに治るので大丈夫です」



彼らからしてみれば一年前だが私にとっては昨日の出来事だから頰の腫れは引いてないのは当然なのだが三人は少し不思議そうな顔をしていた。


が、特に触れることもなくしばらく話し込んでいると困惑している四人が目に入った。