「うるせー、モテてすいませんね」
「わ！認めた！この人認めたーっ！」
「うるさいうるさい。
ったく早くこれ解きなおせって」
やっぱモテるんだ。
でもさっき彼女いないって……。お母さんが見た一緒に歩いてた美人はじゃあ誰なんだろう。
…聞いちゃお。
「ねぇ涼介くん、お母さんが涼介くんが美人な女の人と歩いてたって言ってたんだけどそうなの？」
すると涼介くんが驚いた表情をし、こちらを見る。
「優のお母さんいたんだ……」
「らしいけど…って事は本当なんだ。彼女いないって嘘じゃん全くー」
「や、彼女じゃないよ」
なんか涼介くんの目がとても悲しそうに見える。
「好きな……人？」
恐る恐る聞いてみる。
あまり涼介くんのこんな話し聞いた事なかったから凄く気になる。
「じゃないよ。もうやめようか、この話し」
話しを終わらせる感じといい、この話しはしない方が良さそうだ。
