「にしても高そうなチョコ。こんな高級チョコ貰っちゃったいいの?」


「うん、食え」


……はっ、もももしかして!


「彼女からです?」


あたしはお母さんの目撃情報の話しを思い出した。

嫌いなチョコをわざわざ買うこともないし、絶対貰い物=女=彼女じゃないの??



「は?んでそーなるんだよ…違うよ」


「え?違うの?」


「うん。同級生に貰った」


「えーー?そんなの絶対女の人じゃん!涼介くんモッテモテだね〜〜羨ましいわ〜〜」


茶化すようにツンツン肩を触る。