だけど…、事態は簡単にはいかなかった。
「は?既読無視?」
一輝くんとのLINEのトークを見てみると、既読のマークがハッキリとついている。
そして今放課後。
「ねぇ胡桃これ見てるよね?え?これって既読無視ってやつだよね?!」
「……なんか、一輝の事紹介して本当悪かったと思ってる優」
「もうそんな何回も謝らないで。胡桃のせいじゃないんだから」
よしよし と胡桃の頭を撫でた。
「にしても本当カスだ一輝の野郎……こうなったら連続で送ってやる!」
《ねぇ、放課後なんだけど》
《会えない?》
《お願いだから連絡ちょうだい》
面倒くさい女。笑