いいい、一緒に住む?!


「なっ、何を言ってるの?!あたし達まだ高校生だし来年受験生だよ?できる訳ないじゃん!!」


速攻で否定。


「お互いバイトしたらいいじゃん。俺優ちゃんとずっと一緒にいたいんだけど」



まただ、全部一輝くん都合。

だけどさすがに今回ばかりは言う通りにはできない。



「同棲はしない。まだまだまだ早い」


「……」


あたしが断ると、しゅん…と子犬のような顔をする一輝くん。


……うっ、あざとい。


「そんな顔してもダメ!」


「……そっ、か」



よし!よく耐えたぞ優。

あんな顔されたら……もう思わず いいよ。って言っちゃいそうだった。