そして今日は、一輝くんと謎に一輝くんの幼なじみの男の子と3人でご飯食べに来てます。



「初めまして、俺一輝と昔からの友人の俊(しゅん)って言いまーす」



何故、こうなったのかと言うと。


今日の朝珍しくLINEが入り、

《俺の幼なじみに優の事紹介したいんだけど、今日の放課後空いてる?》


全てこのLINEからだった。


で、今に至る。



「あ、はい…俊くん。あたしは優です。宜しくね」


「宜しくっ、にしても何話せばいーんだ?優ちゃん可愛くて緊張しちゃうんだけどー!」


タイプも一輝くんと同じだ。

ピアスじゃらじゃらに、金髪。
一輝くんよりも相当ヤンチャな気がする。



「なんかごめん、2人の輪に入っちゃって。喋りずらいよね?」


気まずくて1人でモジモジしていると、横に座っている一輝くんが優しくあたしの背中をさすった。



「大丈夫、気にすんな。
あと俊はいい奴だからそんなに怖がんなくてもいーよ」


最後に トン と優しく背中を叩いた。


ああ…一輝くんってほんとズルい。




ズルい人だ。