「優、そいつ鼻くそだな」



は、はは鼻くそ?



ただ今、あたしん家でお母さんと涼介くんと3人で晩ご飯を食べております。



「お母さん本当ご馳走になってすいません。

で、優…そいつまぢクソ。優より」


「優より、は余計だから!」


涼介くんとお母さんにも話した。お母さんはまぁ聞こえちゃったみたいなもんだけど。



「いいえ〜涼介くんにはいつもお世話になってるからご馳走してあげたいと思ってたのよ。

あと優…その人とはすぐ別れなさい。お母さんさっきから話し聞こえてて心配で仕方ないわ」


「お母さんもやっぱりそう思う?」



お母さんは無言で大きく頷いた。



「そいつさ、多分今まで自分中心で回ってきた奴なんだよ。周りからチヤホヤされて、女に困らず生きてきて。」



涼介くんが珍しく真剣な目であたしに話す。



「付き合えたら、はい終了。みたいなタイプだよ。俺に落ちたらゲーム終了みたいな感覚でやってる気がしてたまらん」


「そうだとしたら、酷すぎるよ……」


「実際さ付き合う前はこまめに連絡来てたんだろ?」


「うん」


「付き合った今は?」


……ドキ



「ないだろ?」


「……はい」


なんか涼介くんが言ってる事が全部正しく聴こえて仕方がない。


一輝くんにとってあたしは都合のいい女なのかな?