「そんな事ないよ! 信用してなかったら付き合う訳ないじゃん!」 あれ……あたしなんか動揺してる? 「唇、震えてた」 そう言ってあたしの唇をツン と触る。 「わ……」 「寒いからって事にしとくな」 「……」 何で何も言えないのだろう。 「じゃあ…また」 「うん…」 そして、こんな夜遅いのに送ってくれないんだ。と思ってしまう自分ってやっぱりクズ? ワガママ? いや、あたし正論だよね?