今日、一輝くんと付き合った。


分かってた。

何で嫌じゃないの?の時点で付き合うなって。




あたしと一輝くんは公園の出口まで歩くと、


「優ちゃん」



あ…….、


一輝くんの顔がゆっくりと近づき、あたしも自然と顔を近づけていた。


そして、重なる唇。


ドキドキうるさい胸の鼓動。



…あたしちゃんと好きだ。



ゆっくりと唇が離れると一輝くんは ふっ と笑った。


「え、何で笑うの」


「正直さ、まだ俺の事信用してないでしょ」



え?