そして次の日、デート前日の夜。
「何してんの、休憩長すぎ」
涼介くんの家庭教室の日。
あたしはルンルンで明日のデートの服装を決める為に鏡の前でモデルごっこをしている。
「明日デートなの」
「あー、紹介してもらったってやつ?」
「そうそうっ、昨日も会ったんだけどすっごく面白くて優しくてかっこよかったんだよ!」
「まぁ展開が早いこと。ほら、問題やれ早く」
顎で勉強机を指す。
「待ってよ、涼介くんはどっちがいいと思う?」
スキニーか、スカート。
両手に持ち涼介くんに向けた。
「スキニー」
「即決じゃん」
「初デートではスカートよりスキニー着てきて欲しい。以上、ほら来い」
「涼介くん意見じゃん。
まぁいいや、明日はスキニーにしよう!」